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2011年8月17日 (水)

2011.08.17

8月17日の作品

<作品>

ゆうべは各地で送り火が焚(た)かれて、ご先祖様はお帰りになった。瓜(うり)の馬と茄子(なす)の牛には、来るときは馬に乗って少しでも早く、帰りは牛でゆっくり名残を惜しんで、という心遣いがこもる▼ひるがえって政界である。「退陣表明」後も茄子の牛に揺られるごとくだった菅首相が、ようやくのお引き取りとなる。こんな時は永田町の動きは速い。思惑は入り乱れ、盆休みが明ければ「ポスト菅」一色となろう。早ければ今月中にも新首相が選ばれる▼菅さんはこの辺が潮時だろう。刀折れ矢尽き、燃え尽きるまで行けば本望でも、一国の首相はそうもいかない。震災に超円高が重なる難局に、首相の退陣時期が最大関心事の政治では、貧相にもほどがある▼後任選びで先行するのは野田財務相という。七福神の衣装が似合いそうな野田さんだが、増税論者らしい。さらに野党との大連立を唱える。それにはマニフェストの見直しが避けられない。そして原発。このあたりの絡み合いが争点となろう▼大連立を飾る「オールジャパン」のイメージは力強い。ある目的のために組むという行為は高揚感を呼ぶ。企業も合併で意気上がる。三国同盟の興奮も昔あった。突破力という魔法の杖を得る気になるが、ここは冷静に、マイナス面への思慮も必要だ▼動き始めた「剛腕」もいる。こういう時は水を得た魚のようになる、不思議な人である。復権をかけて瓜の馬ならぬ「勝ち馬」に乗りたいらしい。見飽きた映像の再放送なら、もう御免だが。

<感想>

随所にツッコミどころが・・・

『刀折れ矢尽き、燃え尽きるまで行けば本望でも、一国の首相はそうもいかない』

別に、菅首相は「刀折れ矢尽き、燃え尽きるまで・・・」なんて考えてないだろうに。
自民党の西田議員からも「切腹をするというので、袴に着替えるのを待っていたら、甲冑をつけて出てきた」とまで言われている人だぞ。
誰が見ても、菅首相が自分のことしか考えていないのは明らか。


『震災に超円高が重なる難局に、首相の退陣時期が最大関心事の政治では、貧相にもほどがある』

貧相なのは誰?
少なくとも「首相の退陣時期を最大関心事」にしているのは民主党のはず。
そして、マスコミも同じ。

菅首相の悪事や、民主党の面々による暴言はほとんど報じないし、「誰が首相をやっても同じだ」というイメージを植えつけているのは、間違いなくマスコミだ。


『七福神の衣装が似合いそうな野田さんだが、増税論者らしい』

増税論者だと、いけないの?
だいたい「七福神の衣装が似合いそうだけど、増税論者」って意味がわからない。
前段と後段がまったく繋がっていない悪文の例だと思う。


『企業も合併で意気上がる』

さすがは、サラリーマンをバカにしているだけのことはある。(8月18日の作品参照)
合併を経験したことがないからと言って、勝手に想像で物事を語られても困る。
もちろん、意気があがる人もいれば、下がる人もいる。
「なぜ合併しなければならなかったのか」を考えてみれば、社員全員が合併を喜んでいるなんて、普通は思わないはず。

少なくとも、マスコミの人間であれば、たとえば銀行の統廃合によって、その後幹部の陣容や社員制度などがどうなったか、調べてみたらどうだ。

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